行動経済学者と考えるこれからの 資本主義社会での働き方・生き方
経済学部 経済学科
教授 川西 諭
物質的な豊かさを追求してきた20世紀型の資本主義社会は環境問題、貧富の格差、社会的孤立など、多様な問題を生んでしまいました。日本社会はその典型で、最も豊かな国の一つでありながら、幸福度が低く、自殺者が多い社会となってしまっています。
行動経済学は人間行動の科学的な知見に基づいて、経済行動や経済現象を理解しようとする学問で、人々の幸福についても研究が進んでいます。
この講座では、資本主義社会の光と影の部分を行動経済学の視点から理解し、その中でどのように働いていくべきか、生きていくべきかを受講者の皆さんと一緒に考えていきます。
予定している講義の概要
・行動経済学が考える人間行動のメカニズム
・幸福感はどのように決まるのか 幸せな働き方・生き方
・資本主義社会において“資本”を持つとは 貯蓄から投資へのシフトを考える
・資本主義社会の課題(環境問題 貧富の格差 社会的孤立)を行動経済学の視点で考える
実施形態
対面、オンライン併用
定員
対面:40数名程度
オンライン:上限なし
秋学期開講日程
第1回
10/10(木) 18:30-20:00
第2回
10/24(木) 18:30-20:00
第3回
11/7(木) 18:30-20:00
第4回
11/21(木) 18:30-20:00
社会課題
現在、社会は環境、分断、教育、貧困など、様々な課題を抱えています。実際に社会で今、何が起こっているのか、持続可能な社会を構築するために私たちは何ができるのかを考えます。講義ではSDGs、気候変動、エネルギー、難民問題、平和、などをテーマとして扱います。
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社会課題 01
戦争システムから平和システムへ
ー植民地時代の遺産としての 民族紛争と宗教を考えるー
神学部 神学科
特別契約教授 小山 英之 -
社会課題 02
難民問題と国際政治
―歴史と現在―
法学部 国際関係法学科
教授 岡部 みどり -
社会課題 03
アメリカと世界、そして日本
総合グローバル学部
総合グローバル学科
教授 前嶋 和弘 -
社会課題 04
文化遺産からみるグローバルとローカル
総合グローバル学部
総合グローバル学科
教授 丸井 雅子 -
社会課題 05
ネット時代における テレビ報道の最前線
文学部 新聞学科
特別契約教授 水島 宏明 -
社会課題 07
実生活に根ざしたサスティナブルマテリアルとエネルギー
理工学部 物質生命理工学科
教授 陸川 政弘 -
社会課題 08
日本社会の格差と教育
総合人間科学部 教育学科
教授 相澤 真一
技術革新
今日、目まぐるしい進歩、発展を遂げている科学や技術は経済、社会、人々の生活にも大きな影響を与えています。実際にどのような変化が起き、その先にどのような未来があるのかを展望します。講義ではAI、ビッグデータ、バイオ、宇宙利用等をテーマとして扱います。
社会変革
現代社会では、これまで培われてきた慣習や価値観、構造などが急速に変化しています。そのような時代における自らの生き方・働き方、社会をデザインすることについて考えます。講義では生き方、働き方、倫理、人権、哲学、仕事の在り方などをテーマとして扱います。
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社会変革01
「学ぶ」から「動く」へ
ー国際人権規範を使って、自分の暮らしをとらえなおしてみようー
総合グローバル学部
総合グローバル学科
教授 田中 雅子 -
社会変革02
歴史から現在・未来を読み解く
ーパブリック・ヒストリーの現場からー
文学部 史学科
教授 北條 勝貴 -
社会変革03
時事トピックから現代社会を読み解く
ーお祭りと新宗教の問題を中心にー
総合人間科学部 社会学科
教授 芳賀 学 -
社会変革04
行動経済学者と考えるこれからの 資本主義社会での働き方・生き方
経済学部 経済学科
教授 川西 諭 -
社会変革05
知恵を求めて
ー変革の時代を生きる心とその静けさー
神学部 神学科
教授 武田 なほみ -
社会変革06
人生100年時代、人びとの人生ドラマはどう変わってきたか
ー大家族からおひとりさまへー
総合人間科学部 社会学科
特別契約教授 藤村 正之 -
社会変革07
持続可能なまちづくり
総合人間科学部 社会学科
教授 田渕 六郎 -
社会変革08
個人と組織の「自己変革」と イノベーションのプロセス
ーイエズス会の精神性が教える、 個人・組織・社会を根本から 変容させる方法論ー
カトリック・イエズス会センター
イエズス会 神父 山内 保憲