社会変革 02

歴史から現在・未来を読み解く

ーパブリック・ヒストリーの現場からー

文学部 史学科
教授 北條 勝貴

現在、歴史学の分野で、歴史研究・歴史叙述を専門家の独占から解放し、一般社会のひとびととともに考えてゆくパブリック・ヒストリーが盛んになっています。そこでは、過去の事実を云々するだけでなく、歴史的な知識を活かし、現代の私たちが直面するさまざまな問題が議論されています。災害史の知識は、リスク管理に役立ってくれるのか。伝統の保全と環境の改変・開発とは、どのように折り合いをつけるべきなのか。本講座では幾つかの事例を紹介し、受講者とも意見交換しながら、〈歴史の応用の仕方〉について学びます。

講義予定(変更の場合あり)……①パブリック・ヒストリーとは:宛先のある研究、②四谷キャンパスの史層を掘る:災害から怪談まで、③土地の記憶から再開発を考える:築地市場と神宮外苑、④エクスカーション(講義に関係する地域のフィールドワーク)

実施形態

対面

定員

40名

春学期開講日程

第1回

5/7(火) 18:30-20:00

第2回

5/21(火) 18:30-20:00

第3回

6/4(火) 18:30-20:00

第4回

6/15(土) 10:00-11:30 ※第4回のみフィールドワーク

秋学期開講日程

第1回

10/1(火) 18:30-20:00

第2回

10/15(火) 18:30-20:00

第3回

10/29(火) 18:30-20:00

第4回

11/16(土) 10:00-11:30 ※第4回のみフィールドワーク

※春学期と秋学期は同内容を予定していますが、講座によっては内容を更新する場合があります。秋学期の詳細は開講前に改めてご案内します。
開講講座

社会課題

現在、社会は環境、分断、教育、貧困など、様々な課題を抱えています。実際に社会で今、何が起こっているのか、持続可能な社会を構築するために私たちは何ができるのかを考えます。講義ではSDGs、気候変動、エネルギー、難民問題、平和、などをテーマとして扱います。

技術革命

今日、目まぐるしい進歩、発展を遂げている科学や技術は経済、社会、人々の生活にも大きな影響を与えています。実際にどのような変化が起き、その先にどのような未来があるのかを展望します。講義ではAI、ビッグデータ、バイオ、宇宙利用等をテーマとして扱います。

社会変革

現代社会では、これまで培われてきた慣習や価値観、構造などが急速に変化しています。そのような時代における自らの生き方・働き方、社会をデザインすることについて考えます。講義では生き方、働き方、倫理、人権、哲学、仕事の在り方などをテーマとして扱います。

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