技術革新 01

AIの社会への貢献と課題

ー貧困問題編ー

経済学部 経済学科
准教授  倉田 正充

人工知能(AI)は貧困削減などのSDGsに貢献できるのか?第3次AIブームにより社会が大きく変容している現在、この問いに対するクリアな答えは残念ながらありません。開発途上国では、確かにAIを含むデジタル技術により医療や教育、金融などサービスの質が大幅に向上している分野がある一方、AIやロボットによる自動化技術により工場等で働く人々の雇用が奪われたり、AIを利用できる人々と利用できない人々の間で経済的格差が拡大するのではないかといった懸念を上げる声も少なくありません。この講座では、AIが貧困削減をはじめSDGsの様々な目標に対してどのように貢献できるのか、あるいはどのような負の影響を及ぼしうるのかについて、最新の事例や研究を通して学習します。扱うトピックは経済、医療、教育、環境、政治など多岐にわたります。様々な分野におけるAIの功罪を問うことで、途上国における政策や国際協力のあり方について再検討し、ひいては私たち自身の今後の暮らしや社会について考えることを目指します。

実施形態

対面、オンライン併用

定員

対面:40名

オンライン:上限なし

秋学期開講日程

第1回

10/9(水) 18:30-20:00

第2回

10/23(水) 18:30-20:00

第3回

11/6(水) 18:30-20:00

第4回

11/20(水) 18:30-20:00

※春学期と秋学期は同内容を予定していますが、講座によっては内容を更新する場合があります。秋学期の詳細は開講前に改めてご案内します。
開講講座

技術革新

今日、目まぐるしい進歩、発展を遂げている科学や技術は経済、社会、人々の生活にも大きな影響を与えています。実際にどのような変化が起き、その先にどのような未来があるのかを展望します。講義ではAI、ビッグデータ、バイオ、宇宙利用等をテーマとして扱います。

社会変革

現代社会では、これまで培われてきた慣習や価値観、構造などが急速に変化しています。そのような時代における自らの生き方・働き方、社会をデザインすることについて考えます。講義では生き方、働き方、倫理、人権、哲学、仕事の在り方などをテーマとして扱います。

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