社会変革 07

持続可能なまちづくり

総合人間科学部 社会学科
教授 田渕 六郎

「まちづくり」は、「都市計画」という用語と異なり、市民が主体となった都市形成という側面を強調する言葉として、1970年代以降に広まったとされています。21世紀の日本では、地方都市の中心市街地衰退の問題に象徴されるように、全国規模の人口減少と少子高齢化が進むなか、まちや集落などの地域社会の持続可能性が問われています。近年用いられる「地方創生」という用語も、「まちづくり」をめぐる文脈の変化を踏まえたものです。21世紀におけるまちづくりを、持続可能性という視点から捉えるとき、その特徴が見えてきます。
この講座では、おもに地方小都市や中山間地といった人口減少に直面する自治体の例を取り上げながら、福祉、交通、防災など、異なる主題をめぐって取り組まれるまちづくりの事例を読み解くことを通じて、21世紀の日本における社会変革の可能性について考えてみたいと思います。

実施形態

対面

定員

40名

秋学期開講日程

第1回

10/7(月) 18:30-20:00

第2回

10/21(月) 18:30-20:00

第3回

11/11(月) 18:30-20:00

第4回

11/25(月) 18:30-20:00

※春学期と秋学期は同内容を予定していますが、講座によっては内容を更新する場合があります。秋学期の詳細は開講前に改めてご案内します。
開講講座

技術革新

今日、目まぐるしい進歩、発展を遂げている科学や技術は経済、社会、人々の生活にも大きな影響を与えています。実際にどのような変化が起き、その先にどのような未来があるのかを展望します。講義ではAI、ビッグデータ、バイオ、宇宙利用等をテーマとして扱います。

社会変革

現代社会では、これまで培われてきた慣習や価値観、構造などが急速に変化しています。そのような時代における自らの生き方・働き方、社会をデザインすることについて考えます。講義では生き方、働き方、倫理、人権、哲学、仕事の在り方などをテーマとして扱います。

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