社会変革 06

人生100年時代、人びとの人生ドラマはどう変わってきたか

ー大家族からおひとりさまへー

総合人間科学部 社会学科
特別契約教授 藤村 正之

日本の人口構造の変化として人生100年時代並びに少子高齢化が着目される中、そのことは私たちの身近な事象として家族や人生の急激な変化として現れてきています。1000年後に日本人がいなくなることも推測されている少子化、世界トップの比率で進む高齢化はともにマクロ的には課題先進国・日本をしめし、ミクロ的には大家族からおひとりさまの増加への世帯構成の変容がそれと連動しています。そこには、誰もそういうことをしようと思っていないのに現実化してしまう、〈近代〉という社会の動きがもたらした意図せざる結果が横たわっています。
本講座では、まず人口構造の少子高齢化の実情を説明し、その後、社会学研究として、人生を家族の周期ととらえるライフサイクル論、歴史の刻印を受けながら個々人が生きていく人生たるライフコース論といった議論を紹介します。それらをふまえ、私たちの人生ドラマ・人生物語はどのように変わっていき、さらにこの先、どのようなことが待ち受けているのかを考察していきます。社会学の研究視点を楽しみたい方々のご参加をお待ちしています。

実施形態

対面、オンライン併用

定員

対面:40名

オンライン:上限なし

秋学期開講日程

第1回

10/5(土) 10:00-11:30

第2回

10/19(土) 10:00-11:30

第3回

11/16(土) 10:00-11:30

第4回

11/23(土) 10:00-11:30

※春学期と秋学期は同内容を予定していますが、講座によっては内容を更新する場合があります。秋学期の詳細は開講前に改めてご案内します。
開講講座

技術革新

今日、目まぐるしい進歩、発展を遂げている科学や技術は経済、社会、人々の生活にも大きな影響を与えています。実際にどのような変化が起き、その先にどのような未来があるのかを展望します。講義ではAI、ビッグデータ、バイオ、宇宙利用等をテーマとして扱います。

社会変革

現代社会では、これまで培われてきた慣習や価値観、構造などが急速に変化しています。そのような時代における自らの生き方・働き方、社会をデザインすることについて考えます。講義では生き方、働き方、倫理、人権、哲学、仕事の在り方などをテーマとして扱います。

お申し込み
はこちら