トピック講座

全1回・100分

年齢・経験問わず多様な方が関心をもつ時事や流行トピックを、専門家の視点で紐解く単回講座。
受講者の時間的負担が少なく、気軽に上智地球市民講座の魅力を体感していただけます。
  • トピック講座
    01
    私たちは翻訳語を通して世界を見ている
    -日本の輸入学問の功罪-

    現代の日本社会で使われる言葉の多くは、西洋の概念を漢字や片仮名に当てはめた「翻訳語」です。その多くは、「自由」や「平等」、「民主主義」「人権」のように、(当時)西洋にはあり日本になかった理想や現実を示す言葉として導入されてきました。しかしそれらの言葉の意味は多義的かつ曖昧であり、元の言語の意味と同じとは限りません。しかし、これらの言葉が翻訳語として定着すると、私たちはその意味の異同を十分に理解しないまま、「わかったつもり」で議論を進めてしまいます。
    例えば「平等」という言葉一つとっても、その定義は多義的で一義的には捉えきれない難しさがあります。この講義では、私たちが日常的に使う言葉の性質として、それが翻訳語であることから、意味が曖昧なままに留まることの功罪について問題にします。それは特に私たちが教育を語るときに現れます。
    知識社会学の視点から、日本で用いられる概念が翻訳語によってどう構築され、私たちの認識枠組みにどう影響しているかを分析することで、私たちの社会の認識・理解の特徴について考えてみたいと思います。

    私たちは翻訳語を通して世界を見ている<br>-日本の輸入学問の功罪-
    講師
    特任教授
    苅谷 剛彦
    春学期開講日程
    10月31日(土)14:15~15:55
    実施形態
    対面講座
    私たちは翻訳語を通して世界を見ている<br>-日本の輸入学問の功罪-
  • トピック講座
    02
    社会心理学から見る「状況の力」
    -社会的影響とマイクロ・マクロ関係-

    私たち人間の行動は、置かれている状況に大きく左右されます。周りの人が何を言っているのか、どうふるまっているのか。私たちを取り巻くさまざまな状況は、私たちの行動選択に対して非常に大きな力を持っています。本講座では、こうした「状況の力」について、社会心理学で行われてきたいくつかの実験を紹介しながら説明をしていきます。
    またこの「状況の力」はかなり過小評価されています。いいことをした人はいい人でしょうか。状況の力を考慮した場合、同じ人であっても、状況によっていいことをする時もあれば悪いことをする時もあるはずです。この状況の力の軽視についても解説します。
    そして最後に、この状況を作っているのは一体何なのかについても考えたいと思います。「状況の力」の重視はある種の決定論的な発想だと思えるかもしれません。しかし実はその状況を作り出しているのは、私たち人間の力に他ならないのです。この点を実感していただけることが本講座の目的です。

    社会心理学から見る「状況の力」<br>-社会的影響とマイクロ・マクロ関係-
    講師
    総合人間科学部
    心理学科
    教授
    樋口 匡貴
    春学期開講日程
    10月20日(火)18:30~20:10
    実施形態
    対面講座
    社会心理学から見る「状況の力」<br>-社会的影響とマイクロ・マクロ関係-
  • トピック講座
    03
    なぜ同じ世界が違って見えるのか?
    -地球市民として「マジョリティ特権」と向き合う-

    地球市民としての第一歩は、自らの様々な立場性を見つめ直すことから始まります。本講座では、個人がもつ優位な側面(特権)に目を向け、それがどのように社会構造や不平等の仕組みと結びついているのかを考えます。私たちの世界の見え方が異なるのは、それぞれの立場(ポジショナリティ)が影響しているためです。講師は長年にわたり本テーマの教育・講演に携わってきた経験から、「見えないものを見える化する」ことがいかに重要であるかを自覚してきました。特にマジョリティの特権を学ぶことは、マイノリティの立場への想像力を高め、職場や日常生活における対人理解や関係性の質を向上させることにもつながります。特権への気づきは単なる知識ではなく、物事を批判的に捉えるクリティカル・シンキングの実践でもあります。その理解をもとに、自身の特権をどのように社会変革の力へとつなげ、日常の中で具体的に行動していくのかを探ります。

    なぜ同じ世界が違って見えるのか?<br>-地球市民として「マジョリティ特権」と向き合う-
    講師
    外国語学部
    英語学科
    教授
    出口 真紀子
    春学期開講日程
    12月19日(土)14:15~15:55
    実施形態
    対面講座
    なぜ同じ世界が違って見えるのか?<br>-地球市民として「マジョリティ特権」と向き合う-

スペシャル
オムニバス講座

全5回・各90分

特定のテーマを様々な学問領域からアプローチすることで、異なる学問分野間の想定外な接点への気付きや多角的かつ新たな視点を身につけ、学際的スキルを養える、上智大学ならではのオムニバス(輪講)型特別講座。 2026年度は、「国際紛争解決」や「AIとの共存」などをテーマに、各回を担当する専門家講師が、独自の視点・講義内容にて社会課題を紐解きます。

スペシャルオムニバス講座

講座名

AIと共に生きるために

-多角的な視点でAIとの共存を考える-

  • 1
    イントロダクション -生成AIの原理と、共に生きる上での課題とは-
    理工学部 情報理工学科 准教授 山中 高夫
  • 2
    法とAI -AIの法的責任?AIによる裁判?-
    法学部 法律学科 教授 照沼 亮介
  • 3
    死生観とAI -死者AIが社会にもたらす新たな議論-
    実践宗教学研究科 死生学専攻 教授 佐藤 啓介
  • 4
    教育とAI -AIの進化で英語教育は終わるのか-
    言語教育研究センター 准教授 今井 康博
  • 5
    哲学とAI -AIをめぐる倫理的問題-
    元文学部 哲学科 教授、哲学研究者 寺田 俊郎

スタンダード講座

全4回・各90分

「社会課題」「技術革新」「社会変革」などに関連するテーマについて、一人の講師が一貫して講義を行う従来型講座。
2026年度からは、日本語で学ぶ通常クラスに加え、英語で学ぶ「English-taught class」を開講します。
日本語で学ぶ
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