社会変革 06

持続可能なまちづくり

総合人間科学部 社会学科 教授 田渕 六郎

「まちづくり」は、「都市計画」という用語と異なり、市民が主体となった都市形成という側面を強調する言葉として、1970年代以降に広まりました。21世紀の日本では、地方都市の中心市街地衰退の問題に象徴されるように、全国規模の人口減少と少子高齢化が進むなか、まちや集落などの地域社会の持続可能性が問われています。近年用いられる「地方創生」という用語も、「まちづくり」をめぐる文脈の変化を踏まえたものです。21世紀におけるまちづくりを、持続可能性という視点から捉えるとき、その特徴が見えてきます。この講座では、主として地方小都市や中山間地といった人口減少に直面する自治体の例を取り上げながら、交通、観光など、異なる主題をめぐって取り組まれるまちづくりの事例を読み解くことを通じて、21世紀の日本における社会変革の可能性について考えてみたいと思います。
※昨年度の講座とほぼ同一内容になります。

実施形態

対面

定員

40

秋学期開講日程

第1回

10/4(土)10:00~11:30

第2回

10/18(土)10:00~11:30

第3回

11/8(土)10:00~11:30

第4回

11/22(土)10:00~11:30

開講講座

社会課題

現在、社会は環境、分断、教育、貧困など、様々な課題を抱えています。実際に社会で今、何が起こっているのか、持続可能な社会を構築するために私たちは何ができるのかを考えます。講義ではSDGs、気候変動、エネルギー、難民問題、平和、などをテーマとして扱います。

社会変革

現代社会では、これまで培われてきた慣習や価値観、構造などが急速に変化しています。そのような時代における自らの生き方・働き方、社会をデザインすることについて考えます。講義では生き方、働き方、倫理、人権、哲学、仕事の在り方などをテーマとして扱います。

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