社会課題 02

時事トピックから現代社会を読み解く

-オウム真理教事件と「宗教二世」問題-

総合人間科学部 社会学科 教授 芳賀 学

本講座では、90年代中盤に生じたオウム真理教事件と近年生じた「宗教二世」問題を取り上げて、その背景にある私たちの社会の現状と将来について考えていきます。新宗教にはかなりの数の熱心な人々が存在しますが、それ以外の多くの人々からは十分に理解されず、しばしば異様な集団として忌避される傾向があります。本講座では、こうした事件の概観とその発生・持続にかかわる社会的背景について社会学の立場から解説いたします。その上で、これからどうしたら良いのか、その望ましい将来像についてご一緒に考えていきたいと思います。ここで取り上げるテーマは、容易に理解しあえない他者とどのように同じ社会の中で生きていけばよいのか、という共生の課題を私たちに突きつけるものです。グローバル化が進み、多様性(ダイバーシティ)が声高に叫ばれる日本社会の中で、異質な他者とどのように付き合うべきかについて少し立ち止まって考えてみませんか。

実施形態

対面

定員

40

秋学期開講日程

第1回

10/4(土)10:00~11:30

第2回

10/18(土)10:00~11:30

第3回

11/8(土)10:00~11:30

第4回

11/22(土)10:00~11:30

開講講座

社会課題

現在、社会は環境、分断、教育、貧困など、様々な課題を抱えています。実際に社会で今、何が起こっているのか、持続可能な社会を構築するために私たちは何ができるのかを考えます。講義ではSDGs、気候変動、エネルギー、難民問題、平和、などをテーマとして扱います。

社会変革

現代社会では、これまで培われてきた慣習や価値観、構造などが急速に変化しています。そのような時代における自らの生き方・働き方、社会をデザインすることについて考えます。講義では生き方、働き方、倫理、人権、哲学、仕事の在り方などをテーマとして扱います。

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