技術革新 01

毒の魅力

-毒から薬へ-

名誉教授 笹川 展幸

”毒を以て毒を制す”、”毒にも薬にもならない”、”綺麗な花には毒がある” 等、数々の言葉に毒が登場します。 我々を取り巻く環境には植物・動物・菌類等に由来する多種多様な毒が存在し、日常生活は毒と共にあると言えるでしょう。 我々はこれらを意識的に、または無意識のうちに摂取しながら生きています。 毒をただ恐れたり、興味本位に扱うのではなく、確かな科学の目で分析し、その有害作用の発現メカニズムや有用性を理解することにより、生体の不思議さ・命の尊さを毒を介して知ることを本講座の目標とします。 また、薬の歴史は人類と毒との関わりの歴史とも考えられ、原始の試行錯誤の経験から現代に至る毒の研究の蓄積が多くの有用な薬の誕生に繋がっています。 毒の歴史、その由来、人間との係わり、薬との関係などを解説し受講者の好奇心を刺激します。 本講座を通して毒を知ることで、我々が体内に取り込む多くの化学物質を科学的に見直すきっかけになる事を期待します。

実施形態

対面

定員

35

秋学期開講日程

第1回

10/3(金)18:30~20:00

第2回

10/10(金)18:30~20:00

第3回

10/17(金)18:30~20:00

第4回

10/24(金)18:30~20:00

開講講座

社会課題

現在、社会は環境、分断、教育、貧困など、様々な課題を抱えています。実際に社会で今、何が起こっているのか、持続可能な社会を構築するために私たちは何ができるのかを考えます。講義ではSDGs、気候変動、エネルギー、難民問題、平和、などをテーマとして扱います。

社会変革

現代社会では、これまで培われてきた慣習や価値観、構造などが急速に変化しています。そのような時代における自らの生き方・働き方、社会をデザインすることについて考えます。講義では生き方、働き方、倫理、人権、哲学、仕事の在り方などをテーマとして扱います。

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