社会変革 08

行動経済学者と考えるこれからの資本主義社会での働き方・生き方

経済学部 経済学科 教授 川西 諭

物質的な豊かさを追求してきた20世紀型の資本主義社会は、環境問題、貧富の格差、社会的孤立など、多様な問題を生んでしまいました。日本社会はその典型で、最も豊かな国の一つでありながら、幸福度が低く、自殺者が多い社会となってしまっています。
行動経済学は人間行動の科学的な知見に基づいて、経済行動や経済現象を理解しようとする学問で、人々の幸福についても研究が進んでいます。この講座では、資本主義社会の光と影の部分を行動経済学の視点から理解し、その中でどのように働いていくべきか、生きていくべきかを受講者の皆さんと一緒に考えていきます。
<予定している講義の概要>
①行動経済学が考える人間行動のメカニズム
②幸福感はどのように決まるのか 幸せな働き方・生き方
③資本主義社会において“資本”を持つとは 貯蓄から投資へのシフトを考える
④資本主義社会の課題(環境問題 貧富の格差 社会的孤立)を行動経済学の視点で考える

実施形態

ハイフレックス

定員

対面:40名

オンライン:上限なし

春学期開講日程

第1回

5/15(木)18:30~20:00

第2回

5/29(木)18:30~20:00

第3回

6/12(木)18:30~20:00

第4回

6/26(木)18:30~20:00

開講講座

社会課題

現在、社会は環境、分断、教育、貧困など、様々な課題を抱えています。実際に社会で今、何が起こっているのか、持続可能な社会を構築するために私たちは何ができるのかを考えます。講義ではSDGs、気候変動、エネルギー、難民問題、平和、などをテーマとして扱います。

社会変革

現代社会では、これまで培われてきた慣習や価値観、構造などが急速に変化しています。そのような時代における自らの生き方・働き方、社会をデザインすることについて考えます。講義では生き方、働き方、倫理、人権、哲学、仕事の在り方などをテーマとして扱います。

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