社会変革 06

少子高齢社会、家族と人生の来し方・行く末

ー大家族からおひとりさまへー

総合人間科学部 社会学科 特別契約教授 
藤村 正之

日本の人口構造の変化として少子高齢化が着目される中、そのことは私たちの身近な事象として家族や人生の急激な変化として現れてきています。1000年後に日本人がいなくなることも推測されている少子化、世界トップの比率で進む高齢化は、ともにマクロ的には課題先進国・日本をしめし、ミクロ的には大家族からおひとりさまの増加への世帯構成の変容がそれと連動しています。そこには、誰もそういうことをしようと思っていないのに現実化してしまう、〈近代〉という社会の動きがもたらした意図せざる結果が横たわっています。
本講座では、まず人口構造の少子高齢化の実情を説明し、その後、社会学研究として、人生を家族の周期ととらえるライフサイクル論、歴史の刻印を受けながら個々人が生きていく人生たるライフコース論といった議論を紹介します。それらをふまえ、私たちの家族や人生の物語はどのように変わっていき、さらにこの先、どのようなことが待ち受けているのかを考察していきます。社会学の研究視点を楽しみたい方々のご参加をお待ちしています。

実施形態

オンライン

定員

上限なし

春学期開講日程

第1回

5/10(土)12:30~14:00

第2回

5/24(土)12:30~14:00

第3回

6/7(土)12:30~14:00

第4回

6/21(土)12:30~14:00

開講講座

社会課題

現在、社会は環境、分断、教育、貧困など、様々な課題を抱えています。実際に社会で今、何が起こっているのか、持続可能な社会を構築するために私たちは何ができるのかを考えます。講義ではSDGs、気候変動、エネルギー、難民問題、平和、などをテーマとして扱います。

社会変革

現代社会では、これまで培われてきた慣習や価値観、構造などが急速に変化しています。そのような時代における自らの生き方・働き方、社会をデザインすることについて考えます。講義では生き方、働き方、倫理、人権、哲学、仕事の在り方などをテーマとして扱います。

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