社会変革 04

感情を歴史する

ー感情史研究の現代的意義と可能性ー

文学部 史学科 准教授 
森田 直子

現代社会においては「感情」が大きな役割を果たしています。政治への「怒り」の感情が選挙の際に力になったり、エンパシー(共感力)や心の知能指数(EQ, emotional quotient)の育成が重要だ、と言われたりすることのなかにも「感情」の意義は見て取れるでしょう。現代の歴史学においても「感情」は関心を集めており、例えば、ジェンダーにフォーカスする歴史研究がジェンダー史と呼ばれるのと同様、「感情史」と呼ばれるアプローチが注目されています。
本講座では、感情の歴史性を学び、感情史が登場した歴史的背景をひもときながらその現代的な意義を明らかにする一方で、感情史とはどのようなものでありうるのか、そこにいかなる可能性(限界も含む)が見出せるのかといった問いを、具体的な事例をもとに受講者とともに考えます。

実施形態

対面

定員

35名

春学期開講日程

第1回

5/8(木)18:30~20:00

第2回

5/22(木)18:30~20:00

第3回

6/5(木)18:30~20:00

第4回

6/19(木)18:30~20:00

開講講座

社会課題

現在、社会は環境、分断、教育、貧困など、様々な課題を抱えています。実際に社会で今、何が起こっているのか、持続可能な社会を構築するために私たちは何ができるのかを考えます。講義ではSDGs、気候変動、エネルギー、難民問題、平和、などをテーマとして扱います。

社会変革

現代社会では、これまで培われてきた慣習や価値観、構造などが急速に変化しています。そのような時代における自らの生き方・働き方、社会をデザインすることについて考えます。講義では生き方、働き方、倫理、人権、哲学、仕事の在り方などをテーマとして扱います。

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