技術革新 04

社会の役に立たない基礎科学は本当に必要か?

理工学部 機能創造理工学科 教授 
平野 哲文

「今年のノーベル賞、日本人は受賞せず。」 このニュースの見出し、何か違和感がありませんか?ノーベル賞に値する基礎科学の成果は人類共通の財産であり、誰が受賞したかではなくその内容と意義が報じられるべきです。一方、近年の基礎科学の中には膨大な予算や時間を必要とするビッグサイエンスもあります。貧困、経済、地球温暖化、教育格差といった喫緊の社会問題もある中で、限られた国家予算を湯水のごとく研究に使うわけにもいきません。
そこで、高校生から社会人まで様々な世代が集まる地球市民講座で、様々な視点から「基礎科学は必要か?」というお題で語り合ってみませんか?ディベートといっても心配する必要はありません。自分の意見に関わらず賛成派、反対派に分かれて、互いの意見を尊重しながら議論を盛り上げていきます。この講座を通して、基礎科学がもたらす未来とその現代社会における位置付けについて理解を深めていきましょう。

実施形態

対面

定員

40名

春学期開講日程

第1回

5/19(月)18:30~20:00

第2回

6/2(月)18:30~20:00

第3回

6/16(月)18:30~20:00

第4回

6/30(月)18:30~20:00

開講講座

社会課題

現在、社会は環境、分断、教育、貧困など、様々な課題を抱えています。実際に社会で今、何が起こっているのか、持続可能な社会を構築するために私たちは何ができるのかを考えます。講義ではSDGs、気候変動、エネルギー、難民問題、平和、などをテーマとして扱います。

社会変革

現代社会では、これまで培われてきた慣習や価値観、構造などが急速に変化しています。そのような時代における自らの生き方・働き方、社会をデザインすることについて考えます。講義では生き方、働き方、倫理、人権、哲学、仕事の在り方などをテーマとして扱います。

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