社会課題 04

ブラジルから見た世界

―存在感が増すグローバル・サウスを考える―

外国語学部 ポルトガル語学科 教授 
子安 昭子

今世界では様々な対立が起こっています。そんな中で注目を集めているのがグローバル・サウス。ブラジルはグローバル・サウスを代表する国の一つです。昨年はG20首脳会議の議長国として、「飢餓と貧困に対するグローバル・アライアンス」の立ち上げに大きく貢献しました。2025年後半はBRICS首脳会議とCOP30(気候変動に関する国連枠組条約)の議長国として、さらに存在感を示すことになるでしょう。日本との関係でいえば、同じく2025年は国交が始まってから130年を迎えます。地理的には遠いですが、100年以上前のブラジルへの移民に始まる「人と人を介した関係」が両国には存在します。豊かな資源に恵まれたブラジルは、日本の将来を考える上で重要な国です。
この講座では、ブラジル外交の「今」を取り上げます。世界の中でブラジルはどんな立ち位置にあるのか。ブラジルというグローバル・サウスの声に耳を傾け、そこから日本の針路について考える機会になればと考えています。

実施形態

対面

定員

40名

春学期開講日程

第1回

5/17(土)14:15~15:45

第2回

5/31(土)14:15~15:45

第3回

6/14(土)14:15~15:45

第4回

6/28(土)14:15~15:45

開講講座

社会課題

現在、社会は環境、分断、教育、貧困など、様々な課題を抱えています。実際に社会で今、何が起こっているのか、持続可能な社会を構築するために私たちは何ができるのかを考えます。講義ではSDGs、気候変動、エネルギー、難民問題、平和、などをテーマとして扱います。

社会変革

現代社会では、これまで培われてきた慣習や価値観、構造などが急速に変化しています。そのような時代における自らの生き方・働き方、社会をデザインすることについて考えます。講義では生き方、働き方、倫理、人権、哲学、仕事の在り方などをテーマとして扱います。

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