社会課題 02

時事トピックから現代社会を読み解く

ーお祭りと聖地巡礼(観光)をめぐる諸問題ー

総合人間科学部 社会学科 教授 
芳賀 学

本講座では、時事問題を取り上げて、その背景にあるわれわれの社会の現状と将来について考えていきます。具体的には、2025年度春学期は、コロナ禍以降、全国のお祭りで生じている問題と、渋谷のハロウィーン事件など、聖地巡礼をはじめとする観光の過熱が引き起こしている問題を取り上げます。お祭りも聖地巡礼(観光)もそれなりに熱心な人々は存在しますが、過熱すると多くの人々から迷惑な存在だと忌避される傾向があります。
本講座では、こうした事件の概観とその発生・持続に深くかかわる社会的背景について社会学の立場から解説いたします。そのうえで、これからどうしたら良いのか、その望ましい将来像についてご一緒に考えていきたいと思います。ここで取り上げる2つのテーマは、容易に理解し合えない他者と、どのようにこの社会の中で生きていけば良いのか、という課題を私たちに突きつけるものです。グローバル化が急速に進み、多様性(ダイバーシティ)が声高に叫ばれる日本社会の中で、異質で、それゆえ簡単には認めがたい他者とどのように付き合うべきであるのか、少し立ち止まって考えてみたいと思います。

実施形態

対面

定員

40名

春学期開講日程

第1回

5/10(土)10:00~11:30

第2回

5/24(土)10:00~11:30

第3回

6/7(土)10:00~11:30

第4回

6/21(土)10:00~11:30

開講講座

社会課題

現在、社会は環境、分断、教育、貧困など、様々な課題を抱えています。実際に社会で今、何が起こっているのか、持続可能な社会を構築するために私たちは何ができるのかを考えます。講義ではSDGs、気候変動、エネルギー、難民問題、平和、などをテーマとして扱います。

社会変革

現代社会では、これまで培われてきた慣習や価値観、構造などが急速に変化しています。そのような時代における自らの生き方・働き方、社会をデザインすることについて考えます。講義では生き方、働き方、倫理、人権、哲学、仕事の在り方などをテーマとして扱います。

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